発生から72時間にやること:命を守る行動の順番と家族の安否確認
最初の72時間は「命を守る」時間
大きな災害の直後の72時間は、命を守ることとけが人の救助が最優先になる時間です。家にある備蓄を使い、安全を確かめ、情報を集め、家族の所在を確認します。
行動の順番
- 自分の身を守る:揺れている間は頭を守り、倒れてくるもの・落ちてくるものから離れます。
- 火の元と出口を確認する:揺れがおさまってから火を消し、ガスの元栓を閉め、ブレーカーを落とします(通電火災の防止)。ドアを開けて出口を確保します。
- 家族の安全を確認する:けががあれば手当てをします。
- 周りの危険を確認する:火災、ガスのにおい、建物の傾き、津波・土砂災害の危険があれば避難します。
- 情報を集める:ラジオ、防災行政無線、自治体の発信を確認します。
- 家族に連絡する:電話は混み合うので、災害用伝言ダイヤル171やweb171を使います。
時間ごとの目安
| 時間 | やること |
|---|---|
| 0〜数分 | 落ちてこない・倒れてこない場所で身を守る。屋内は窓から離れる |
| 〜1時間 | 火の始末と初期消火。避難するときはガスの元栓を締め、ブレーカーを切る。171で安否確認 |
| 〜72時間 | 建物が安全ならとどまる。むやみに移動しない(帰宅は4日目以降が目安) |
家族の安否確認:171とweb171
- 災害用伝言ダイヤル(171):1件30秒まで録音できます。
- 災害用伝言板(web171):1件100文字までの伝言を登録できます。
電話がつながりにくいときに備え、家族で使い方と集合場所を決めておきましょう。家族が別々の場所に向かい、何日も会えなかったという失敗例もあります。
ラジオで情報を得る
停電中は乾電池式・手回しのラジオが頼りになります。東京で聴ける主な局は次のとおりです。
- NHK AM(旧NHK第1)594kHz
- TBSラジオ 954kHz/FM90.5MHz
- 文化放送 1134kHz/FM91.6MHz
- ニッポン放送 1242kHz/FM93.0MHz
ミサイル(Jアラート)のとき
弾道ミサイルは発射から10分もしないうちに到達することがあるとされています。屋外では近くの頑丈な建物や地下へ、建物がなければ物陰に隠れるか地面に伏せて頭を守ります。屋内では窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動します(内閣官房 国民保護ポータル)。
72時間の食事と水
最初の3日間は、火と水をあまり使わない食事を中心にします。1日目は冷蔵庫の傷みやすいものから、2日目は冷凍庫のまだ冷たいものを、3日目からは缶詰やレトルトなど常温の備蓄品を中心にします。冷蔵庫の開け閉めは減らしましょう。
72時間のチェック表
- 家族全員の安否
- けがの手当て
- 火の元・ガス・ブレーカー
- 建物の損傷、避難の要否
- 家族への安否連絡(171・web171)
- 情報の入手手段(ラジオ)
- 水・食料・トイレの残量確認
- 近所の安否確認
印刷用はチェックリストにあります。
この記事の出典
- 防災庁(旧 内閣府防災) : 帰宅困難者等対策(大規模な帰宅困難者等の発生への対策に関するガイドライン)
- 内閣官房 : 国民保護ポータルサイト(弾道ミサイル落下時の行動)
- NTT東日本 : 災害用伝言ダイヤル(171)
- NTT : 災害用伝言板(web171)
- 総務省 関東総合通信局 : ラジオ放送事業者一覧
- 東京消防庁 : 地震に対する備え・行動(出火防止・通電火災)
よくある質問
- 災害用伝言ダイヤル171は何秒録音できますか?
- 1件あたり30秒まで録音できます。web171では1件100文字までの伝言を登録できます。
- 災害直後に歩いて帰宅してもよいですか?
- 建物が安全ならむやみに移動せず、とどまることが勧められています。帰宅は4日目以降が目安とされています(防災庁(旧 内閣府防災)の帰宅困難者対策のガイドライン)。
- 停電中に情報を得るにはどうすればよいですか?
- 乾電池式や手回しのラジオが役立ちます。東京ではNHK AM(旧NHK第1)が594kHzです。
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数値は目安です。公的機関の最新情報と指示を優先してください。